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誠司で政治は変わらない。
民主党・前原誠司が次期代表候補に名乗りを上げている。現状、最有力なのだそうだ。

しかし、誰になろうと、政治は今のシステムを変えないことには何も変わらない。

今のシステムのベースは、戦後に作られたものだ。
その頃は日本にまだ産業基盤がほとんどなく、国を挙げて産業育成に取り組まなければならなかった。それゆえ政府は企業の保護者的存在となって、国際競争力を高めていくために官民協調をして高度成長の実現を画策した。その過程でいわゆる官僚が大きな役割を果たしていった。その様子は『官僚たちの夏』などの小説でも描かれている(どこまで真実なのかは定かではないが)。そして、事実、それは高度成長の基盤となり、日本は敗戦国から経済大国へとのし上がっていった。

しかし、その後はどうだろう。
行き先不透明で、毎年のように「成長戦略」の策定をしようとの大合唱。そして毎年のように首相が交代し、毎年のように変わる「成長戦略」。もはやこの国の政治という営みは不毛以外の何物でもなくなってしまっている。完全に機能不全だ。

こうなってしまうことの原因は、政府のポジショニングに問題がある。かつては産業の育成という課題があったため、政府は企業の保護者的存在になって民を主導していくことが求められた。しかし今は産業は自立し、むしろ政府が足を引っ張ってしまう状況にある。そんな状況下で政府=保護者というポジショニングは無理がある。そして、政府=保護者という前提で作られた官僚というシステム下では、これからの「成長戦略」などは築けない。この官僚というシステムにメスを入れなければ、だれが首相になろうともこの国は変わらない。

政府のこれからのあるべきポジションは、保護者ではなくパートナーという姿である。その意味で、政府はコンサルティングファームのような組織が望ましく、官僚はコンサルタントのような資質を備えていることが望ましい。なぜなら今求められているのは古いシステムを壊し、新しいシステムを構築することであり、そのためには将来を見通しを立て、外部環境の激変に耐えうるだけの能力を持つ人間がかじ取りをしていかなければならない。確かに官僚は非常に優秀だが、そういった激変期に官僚型人材は不向きである。官僚とコンサルタントの採用過程を見てみればそれがわかる。官僚の場合、豊富な知識を持ち、それを的確にアウトプットできる人間が採用されている。国家公務員Ⅰ種の試験などはその象徴といえる。一方のコンサルタントはとっさの状況判断力・ロジック・数少ない情報から解を導く推定力が求められる。マッキンゼーやBCGの面接内容が書籍化されているが、そういった試験内容がコンサルタントの資質の象徴といえる。そして現代の環境と照らし合わせて考えると、どちらが現状に沿った人材であるかは言うに及ばないであろう。

実際、東大の改革プロジェクトもマッキンゼーが大きな役割を果たしている。日本の最高学府でもコンサルティングファームの力を借りている点からみても、これからの方向性を見出すのは官僚ではない。

そもそも企業のシステムはどんどん変わっていっているのに、政府は66年前に作られたシステムでかじ取りをしていること自体無理がある。

こうしたシステムを変えなければ、首相がだれになろうと政治は変わらないのである。
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