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すべらない世界進出
ポーターの共通価値(CSV)の話題に戻ろう。

日本で一番CSVができている企業はどこだろうかと考えたとき、それは吉本興業ではないかと思った。

吉本興業は、特定の地域(静岡の三ケ日とか)に芸人を派遣し、そこを舞台にした映画を撮影している。そしてその映画を上海のメディアグループに売り込んでいる。つまり全国的にはあまり目立たない地域を映画というコンテンツにして、それを世界に売っているのである。それによって、吉本は儲かるし、地域も広く注目されるようになり地域活性化にもつながる。こうしたことを実行するために、吉本興業はエリア別採用枠を設け、その地域に派遣されるタレントのマネジメントやコンテンツ配信業務などを担わせている。

地域活性化の必要性はもうずっと前から深刻なテーマになっている。都市化や都市圏への中枢機能集中が進むにつれ、地域の影は薄くなり、過疎化が進んできた。ただでさえ財政破綻しそうな地域が多いのに、地域に人が集まらないとなるとますます財政はひっ迫する。加えて今回の地震で壊滅的な被害が東北地方に出てしまった。ただでさえ深刻な状況だったのが、ますますひどくなり、地域振興の遅れは社会問題となっている。それゆえ吉本による地域振興は地域にとっては大歓迎のプロジェクトなのである。

上海のメディアグループの代表者は次のように語る。
「日本のイメージと言うと東京か大阪くらいしかない。日本の地域が実際どのようなところなのかは興味を持っている」

地域をコンテンツ化してそれを世界に向けて発信することで、自社の海外での知名度向上や世界進出への足掛かりにつながるし、地域にとっても観光客増など地域活性化につながる。今までの地域活性化案だと、地域の特産品を売るだとか、観光地を宣伝するだとか、その土地の偉人の博物館を作るだとか、そんなのばっかりだった。けれど、吉本興業のやったことはそういったことと違い地域をコンテンツ化するということだった。地域に笑いという要素を加えて映画を作る。そしてそれを世界中に売り込む。これはシンプルな仕組みだが、自社と地域の共通価値を見出して打ち出した戦略である。ある意味、日本で最も進歩的な企業は吉本興業なのかもしれない。

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